デュエパーティー《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》プレイレベル2

こんにちは。グスタフ・クリムトです。

普段は稀に絵を描いたり、ときおり配信したりしています。

 

今日は7月14日。

といえば、僕の誕生日ですね。

漫画『HELLSING』の作者である平野耕太、お笑いコンビ「ジェラードン」のアタック西本、ニコニコ動画で兄貴として親しまれてきたビリー・ヘリントン、星十字騎士団のバズビー、パイナップルに住んでるスポンジボブ・スクエアパンツも7月14日生まれです。

 

ということで、今回はデュエパーティーで使っている《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》の解説記事になります。

デュエパーティーデュエル・マスターズの変種フォーマットで、『マジック:ザ・ギャザリング』の「統率者戦」の影響を強く受けた多人数戦です。しかしながら、統率者戦と比較すると統率者税が無い*1ことやパートナー*2が5マナ以上のクリーチャーに限られること、追加ターンを得たり特殊勝利ができないことなどの特徴があります。

詳細は公式サイトを確認してください。

パートナー

《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》は「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖で登場したクリーチャーで、ジャイアンの枚数を参照するG・ゼロが目を引く進化クリーチャーです。青緑のジャイアントは「アビス・レボリューション」でフィーチャーされたこともあって《超重竜 ゴルファンタジスタ》を筆頭に優秀なカードに恵まれており、それらを種族シナジーとしてまとめ上げる《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》は人気のパートナーとなっています。

能力を見てみましょう。

  1. G・ゼロ:バトルゾーンに自分のジャイアントが4枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
  2. 進化:自分のジャイアント1体の上に置く。
  3. T・ブレイカ
  4. このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを3体まで、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、自分の手札を3枚まで、タップしてマナゾーンに置く。

G・ゼロによって0マナで出てくるT・ブレイカでありながら、召喚酔いをしない進化クリーチャーなのでフィニッシャーとしても有用で、それでいてリソースを回復できるマナ回収能力も備えていることからゲームへの貢献度が非常に高いです。

勢いでプレイしているとマナ回収能力を忘れてしまうこともありますが……

カード画像と見比べながら「G・ゼロの条件を間違えてませんか?」と思われた方は非常に目ざといです。が、実は《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》は「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」で再録された際に「自分のジャイアントが4以上あれば」にテキストが変更されており、これによってタマシードも参照することができるようになりました。

そんな《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》はこんな人にオススメのパートナーです。

  • ジャイアンが好き
  • 大量のマナと豊富なリソースで快適に戦いたい
  • マナにチャージしたカードが後から使えなくなるのが嫌だ
  • 霞ヶ関ファルゴが好き

デッキリスト

画像は25/07/14時点のものです。最新のデッキリスト(適宜更新)はこちら

解説

《超重竜 ゴルファンタジスタ

ファーーー!!*3

バトルゾーンに現れると途端に場の空気が変わるエースです。革命チェンジによって突然現れるT・ブレイカでありながら、自身を含めたジャイアントをアンブロッカブルにした上で、マナゾーンからコスト6以下のジャイアントを取り出せる……挙げ句、ゲームを大きく傾ける終極宣言まで持ち合わせています。終極宣言が通ると大体勝つので、対戦相手も協力して全力で妨害してきます。当たり前なので受け入れましょう。

《銀河竜 ゴルファンタジスタ

ファーーーー!!!

攻めっけが強い《超重竜 ゴルファンタジスタ》に対して、《銀河竜 ゴルファンタジスタ》は守りのゴルファンタジスタといった印象です。対戦相手からは「それどっちのゴルファンタジスタ????」と聞かれることが多いです。クリーチャーの攻撃を制限する能力で負けをグッと遠ざけることができます。

《サテライトスラム・スコーピオン》

間違いなくこのデッキで一番強いカードです。能力がどれか一つ欠けていたとしてもまだ強力でしょう。「自分のクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻してもよい。」という能力が極悪で、対戦相手の除去を躊躇わせたり、ブロッカーなどと組み合わせて強固な盤面を築き上げたり、《サテライトスラム・スコーピオン》自身を手札に戻して繰り返し2ブーストを行ったり、挙句の果てにはニンジャ・ストライクを持つシノビを使い回したり*4と八面六臂の活躍を見せます。

《スペースインワン・ヘラクレス

ただのホールインワンではない。宇宙一のホールインワンなのだ。

革命チェンジによって突然現れるジャストダイバーです。対戦相手のニンジャ・ストライクや逆転撃を躱しながらシールドを削ったりダイレクトを狙うその姿はまさしく宇宙一のホールインワンと言えるでしょう。

《巨魔天 アオフェシー》

革命チェンジによって出たときのボーナスとしてカードを2枚引けるほか、出たターンの攻撃を制限することで「第1弾」*5環境のような戦いを強いることができるクリーチャーです。スピードアタッカーはもちろん、マッハファイターも止まるので思ったよりも嫌な顔をされます。

《大神秘イダ》

マナ進化によって召喚酔いせずに攻撃しに行ける5マナのジャイアントです。革命チェンジ元として振る舞うことが多いですが、そのままでもW・ブレイカなので最後の押し込みに貢献することがあります。進化元にしたクリーチャーは革命チェンジで《大神秘イダ》と共に回収されることも多いのでよく吟味しましょう。《大神秘イダ》をマナにチャージしても後から《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》で回収することができますが、対戦相手に警戒されるのでなるべく隠して立ち回りましょう。

《飢限電融 ファタル・エレガンス》

対戦相手が3人いるデュエパーティーでは滅茶苦茶なマナブーストが行えるシステム・クリーチャーなのですが、強力な除去耐性であるEXライフまで兼ね備えています。出た時の2体バウンスも大きくテンポを稼げて優秀なのですが、その能力はもはやオマケになっています。

個人的にはディスペクターの見た目が苦手だったのですが、カードとして使う内にそういった気持ちが解れていきました。

《自撮の超人》

ジャイアントをテーマにしたデッキでなくても青緑なら採用を検討したいカードです。ブロッカーを付与する能力が強いのはもはや説明の必要すらありませんが、このリストはパートナーである《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》を筆頭にマナからクリーチャーを取り出す手段も多いので破壊をマナ送りに置換する能力も強く使えます。

《範丸の超人》

バトルゾーンを荒らしながらついでに対戦相手のシールドをズタズタにするクリーチャーで、替えが利かない重要なポジションを担っています。Q・ブレイカでありながらニンジャ・ストライク持ちの《バイナラドンデン》や《斬隠オロチ》が効かないのもポイント。

《六番龍 シックスフォール Par滝》

《超楽識 フミビロム》のような能力で厄介なクリーチャーを封じ込めてしまうクリーチャーです。超魂Xを持つことから《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》の進化元にすることで強固な耐性を付与することができます。コスト8である《バイナラドンデン》は効くので注意。

Q 《六番龍 シックスフォール Par滝》の「出た時」の能力で、片方のプレイヤーのクリーチャーだけを2体選べますか?

A はい、好きなプレイヤーのクリーチャーに対して効果を解決できるため、自分のクリーチャーだけ2体選んだり、相手のクリーチャーだけ2体選ぶことができます。
両方のプレイヤーのクリーチャーを2体ずつ選ぶこともできます。

タカラトミー公式サイトより引用

cipは、効果を適用するプレイヤーと適用しないプレイヤーの両方を作ってもよい。

デュエル・マスターズWikiより引用

《環嵐!ホールインワンヘラクレス

墓地対策とマナ召喚のシステムが一体となったタマシード/クリーチャーです。《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》はタマシード状態の《環嵐!ホールインワンヘラクレス》もジャイアントとして数えるので覚えておきましょう。

《チアスカーレット アカネ》

トーナメント・シーンでも注目を浴びた一枚

5マナのマッハファイターであることから革命チェンジ元としても優秀で、更にジャイアント限定のマナ召喚能力も持ち合わせています。ジャイアント・メクレイド8を行うために必要なジャイアントも自身で賄えるという自己完結型のカード・デザインになっていて機能美を感じますね。《スナイプ・モスキート》などの軽いジャイアントと組み合わせて少ない消費でジャイアント・メクレイド8に繋げる動きが強いです。

《ソウルスカーレット アカネ》

《チアスカーレット アカネ》と《森翠月 アカネ》からテキストをもぎ取ってきて改良したようなクリーチャーです。マナ召喚はジャイアント限定ではなくなっており、除去もクリーチャー指定からエレメント指定になっています。偉いですね。マナさえあればここまで紹介してきたマナ召喚クリーチャーを連鎖させて《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》のG・ゼロの条件達成を狙うこともできます。

《星増樹》

想像していたよりも声が高かった

ジャイアントにもドラゴン娘が登場!可愛いですね。

S・トリガーでエレメント指定の除去を行える上にカードを1枚引くオマケつき。5マナなので革命チェンジ元にも。《星増樹》が公開された当時はそのスペックの高さに驚きました。

《滑奏!Eine&氷駆》

どうしてFoilが無いんですか?

能力はシンプルながらも5マナであることを活かして革命チェンジ元にすることで繰り返しカードを引くことができます。

《西南の超人》、《アシステスト・シネラリア》

《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》のG・ゼロの条件を満たすためにはジャイアントを並べる必要がありますが、コストを軽減するクリーチャーがいるとグッとラクになります。攻守一体のセイバーも嬉しい。

《同期の妖精》

呪文や能力を自身に誘導することによって他のクリーチャーを守れるのが強力で、詰めの局面や《超重竜 ゴルファンタジスタ》の終極宣言のサポートで輝きます。メガ・ラスト・バーストで唱えられる呪文面の《ド浮きの動悸》も気が利いています。シンプルに軽量なジャイアントというだけでも《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》のG・ゼロに貢献するので嬉しいですね。

《球乗りコゾウくん》

リストを組んだ当初は採用していなかったのですが、試しに採用してみると予想以上に使用感が良かったのでこの枠に収まっています。思ったよりも射程が広かったり狭かったりするのもまた愛嬌です。

《デスキャッチ・ビートル》

角の間に球体があるのがちょっと《ニコル・ボーラス》っぽい

呪文の牽制になるほか、受動的ではあるもののバトルゾーンに触ることができるため採用しています。使用感も悪くありません。クリーチャー主体のゲームでも《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》のG・ゼロに貢献します。

《スナイプ・モスキート》

本当にモスキートか?

1マナのジャイアントというだけで偉いのでおそらくリストから抜けることはありません。攻撃する時の能力は強制なので気をつけましょう。

《九番龍 ジゴクバンカー Par459》

緩い条件のシンパシーによって軽量ジャイアントのように振る舞います。それでいてコストはしっかり12なのでマッハファイターと合わせて革命チェンジ元として活躍することも珍しくありません。出た時のマナブーストとマナ回収も染みます。

《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》

ダブル・シンパシーによって軽量ジャイアントのように振る舞う……ときにはかなり優勢で、能力も優勢のときに輝く能力なので扱いが難しくマナにチャージしてしまうことも少なくないクリーチャーです。調子が良いときは4枚も5枚も引かせてくれるので笑顔になってしまいます。

《孤迫の超人》

ジャストダイバーを持ったジャイアント。

ここで少しジャストダイバーについて振り返ってみましょう。

この能力はバトルゾーンに「出た時」に誘発し、自身に継続的効果を与える誘発型能力である。

デュエル・マスターズWikiより引用

継続的効果を得たクリーチャーが進化(退化)した場合、進化後(退化後)のカードに継続的効果が引き継ぎされる。

デュエル・マスターズWikiより引用

つまり、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》の進化元にすることでジャストダイバーを持った《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》が誕生します。そんなことしてええんか?!

《洗打の妖精》

ジャストダイバーを持ったジャイアント。

その上でG・ストライクとメタ能力まで持ち合わせています。そんなことしてええんか?!

ロールモデルタイガー》

ジャイアントではありませんがマナが伸びるので採用しました。9マナ、12マナに到達することは珍しくないのでバズレンダを絡めて強力な盤面を築きます。マッハファイターで盤面を取りながら攻撃を誘導する能力も頼りになります。

《超絶奇跡 鬼羅丸》

ガチンコ・ジャッジによる踏み倒しとスピードアタッカー付与を兼ね備えたフィニッシャーです。青緑はマナと手札が伸びるカラーリングですが、その一方で即時打点を作るのが苦手なので《超絶奇跡 鬼羅丸》がよく馴染みます。攻撃を凌がれたとしても盤面に残れば後続にもスピードアタッカーを付与しますし、封印以外での対処ではエターナル・Ωで手札に戻ってもう一度出てきてしまいます。これらのことから、対戦相手に与えるプレッシャーが非常に高いクリーチャーと言えます。つまるところ、トドメを刺すことができなければ世界の敵になってしまうので計画的にプレイしましょう。

余談ですが、いつも遊んでいるコミュニティで僕が「12マナ……」と言うと対戦相手が「まさか……」みたいな反応をするようになりました。

不採用カード

《とこしえの超人》、《バンカー・アントリオン》

 

優秀なメタ・クリーチャーです。個人的な信念で、プレイレベル2では対戦相手のパートナーの実行を制限したくないので不採用としています。《とこしえの超人》は1マナのジャイアントというだけでも価値があるのでメタ能力が無いバージョンを作ってほしいと願っています。《バンカー・アントリオン》も一時期採用していましたが、離れた時の2マナブーストはとても魅力的でした。

《別格の巨人》

やりすぎた。

ガチンコ・ジャッジはとても楽しく、そのリターンも強力なのですが強制なので協力したい対戦相手がいてたとしても「じゃあやめとくわ」とは言えません。《別格の巨人》は高い制圧力を持ちながら制御不能なのです。バシバシとマナに送られていくクリーチャーをお互いに涙を流しながら見送っていく光景は望んでいたゲーム体験ではなかったので、リストから取り除くことにしました。ビジュアルはかなり好きです。

《怒流牙 佐助の超人》

ニンジャ・ストライクを持つジャイアントです。《裏斬隠蒼頭龍 バジリスク》と組み合わせて攻撃を止めたり、《自撮の超人》でブロッカーを付与して咄嗟の防御に充てたり、《超絶奇跡 鬼羅丸》と組み合わせてスピードアタッカーを追加したりと細かいシナジーはありますが他に試したいカードがあったのでリストから抜けました。

《剛撃古龍テラネスク》

このリストは全てのカードがクリーチャーで構成されているので、リソース回復としてもマナブーストとしても扱えます。決して弱くはないのですが、手札でモジモジすることが少なくなかったのと、優秀な後輩ジャイアントたちの登場により枠を譲ることにしました。しかしながらジャイアントでは貴重なコマンドなので封印を剥がせるという役割を持っていますし、またいつかリストに戻ってくるということも充分考えられます。

最後に

プャ~

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*1:また別のペナルティとなるルールが存在します

*2:統率者戦における統率者の役割を指す用語

*3:デュエル・マスターズWIN』に登場するキャラクター、霞ヶ関ファルゴの口癖。ジャイアントを中心にしたデッキを使う。切り札は《首領竜 ゴルファンタジスタ

*4:プレイレベル2であることを忘れないようにしましょう!

*5:当時はまだスピードアタッカーや進化クリーチャーはまだ存在しなかった